ボイストレーニングレッスン内容

☆腹式呼吸、音程、滑舌、高音開発、ハミングのレッスンを同時進行で行います。

腹式呼吸 ①吸う感覚 ②吐く感覚 ③声を乗せる感覚
音程   ①聞くトレーニング ②音をイメージ ③比べる
滑舌   ①口の形をつかむ ②唇、舌のトレーニング ③表情筋のトレーニング
高音開発 ①喉の力を抜く感覚
ハミング ①響きを体感して生かす

上記ができるようになれば、主に表現力を中心に(エッジボイス、ファルセット、ポルタメントを使ったりなど)レッスンします。

ボーカル豆知識

歌うときは楽な姿勢をとろう!!

歌を歌うときは、体の力を抜き、どこにも力が入っていない、無駄な力が抜けた状態を作り出すことが大事です。

リラックスして歌える姿勢の作り方

両足でどっしりと地面に立って、足、腰、背骨、頭というように下から積み重なっているイメージを持ち、頭の上からひもで吊られているような感じで立つと良い。 この事はボイストレーニングレッスンでもしっかり伝えます。

胸式呼吸と腹式呼吸

呼吸の方法には「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の2種類があり、普段はこの2つの呼吸法を無意識に使い分けて呼吸しています。

胸式呼吸

例えば全力で走ったり、ハードな運動をした後に「ハァハァ」と肩を上下に動かしながら呼吸すると思うのですが、これが胸式呼吸です。 胸式呼吸は、自分で制御するのが大変難しいので、歌を歌うには適さないです。

腹式呼吸

腹式呼吸は、お腹の下の方に息を入れるようなイメージで空気を吸うと、肺が横隔膜を押し下げ、お腹やわき腹が膨れます。逆にお腹の筋肉を緩めることで息を吐きます。 自分で制御しやすいので、息のコントロールがしやすく、歌うのに適しています。ボイストレーニングでは腹式呼吸ができるまで丁寧にレッスン致します。

ボイストレーニングの基本となる腹式呼吸のやり方

腹式呼吸といってもお腹に空気が入るわけではなく、胸式でも腹式でも肺に空気が入ることには変わりありません。

”空気を入れる時に使う体の場所が違います”

おへその下あたりに意識を集中して、そこに空気を送り込むイメージで息を吸います。肺に入った空気が横隔膜を押し下げ、お腹、わき腹、背中が膨らみ、ぐっと深い所まで たくさんの空気が入ったように感じることができると思います。

吸った空気を吐き出す時=声を出す時にお腹の筋肉(横隔膜)を制御することで、息の量や圧力をコントロールできるようになります。 歌っている時にこの腹式呼吸を意識するだけでも、声がコントロールできるようになります。

口(のど)の開き方

例えば「アー」という声を出す時に、大きく口を開けて発声すればのども開き、クリアな発声、発音になります。
歌を歌う場合も同じで、大きく口を開けて歌うことが基本になります。しかし、力任せに大きく開いてしまうと、のどや舌に余計な力が入ってしまい、かえって声が出しにくくなります。

そこで、口(のど)を開くとき、あくびをする時の口やのどをイメージして発声すると、声量が増え、響く声になります。あくびをしている時の人間は体もリラックスしていて、素直に声が出しやすい状態になっています。

歌う時には低い声から高い声まで無意識に声帯の震え方を変えながら声を出していて、発声時の声帯の震え方には、大きく3段階に分類することができます。この段階のことを声区といいます。

ヘッドボイス(頭声)

後頭部から頭のてっぺんあたりに響きを感じるかなり高い声です。首の後ろ側から頭の上へ向かって空気を通して声を出すイメージです。ポップス、ロックのハイトーンボイスは大体この声区で歌っています。

ミドルボイス(中声)

鼻から前頭部あたりに響きを感じる少し高めの声です。胸声から頭声へスムーズにつなげる役割を持った声です。

チェストボイス(胸声)

胸から口あたりに響きを感じる、中域から低めの声で、ポップス系の曲ではこの声区をよく使います。倍音をたくさん持った豊かな声で、大きな声で歌うことができます。

★チェストボイスからヘッドボイスまで自然につながるように行き来できるようになれば、歌の表現力は増します。これらができるようにボイストレーニングのレッスンではしっかり行います。

芯のないソフトな歌声で、”ウラ声”と呼ばれている声です。 声がひっくり返ったといいますが、ひっくり返した状態で歌うのがファルセットです。ファルセットは声区とは別の声の出し方で、高音の歌声が必要な時に使うと効果的です。

マイクの使い方

プロのシンガーは自分の歌をよりバランスよく聴かせるために、上手にマイクを使いこなしています。例えば、ささやくように歌う時とシャウトするような時とでは、マイクの口への当て方もまるで違います。 これはマイクと口の距離、角度などを操って微妙に調整しています。
サビ部分で声を張り上げて歌った時、大音量で鳴ってしまうことがあります。このような時、少しばかりマイクを口から遠ざけてみたりすると、バックの音楽とよく溶け込みます。
ささやくように歌う時はマイクを口にくっつけるようにしたり、徐々にマイクを口から離していくとフェードアウトのような効果が得られるなど、マイクワークを意識することで自分の歌声をきれいに聴かせることができます。 ボイストレーニングのレッスンではマイクワークの指導も行っています。

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