作曲に必要な音楽理論とは
なぜ音楽理論は必要か?
■例えば、知らない土地へ旅行へ行く時に地図やガイドブックを持っていく事があるかと思います。なぜ、持っていくのでしょう?
「地図は道に迷わない為」、「ガイドブックはその土地の観光名所を知る事ができるから」
多くの人はそう考えるでしょう。ガイドブックを見て旅へ行くのと行かないのとでは確実に楽しめる差は出てくるはずです。音楽理論も同じで確かに知らなくても曲は作れます。
しかし、音楽理論を知っていれば知らない人の何十倍もの情報を得る事ができ、近道を使って曲を作っていく事ができます。
★誰でも遠回りはしたくないですから★
心地よい音楽がたくさんの人によって生み出され、それらを元にどういうコード進行やメロディが良いのかなど何年にも渡り、分析、研究され音楽理論ができました。逆に言えば心地よい音楽、人が楽しめる音楽というのは音楽理論で説明がつくものがほとんどです。ポップス、ロックの90%以上は理論で説明できてしまいます。
ですから、プロを養成する音大や専門学校では必ず音楽理論を学びます。天才はごくわずかです。だいたいの人が 勉強し努力して成功しているのです。
某作曲家の言葉で
「本当に音楽ができる人間は、理論を知った上で理論以上の音楽を作る」
まさしくこの言葉通りです。
なぜ市販の音楽理論書は難しい?
■ 市販の理論書を購入された方のほとんどが少し読んで挫折してしまいがちです。これは、ほとんどの理論書において実践を交えて書いていないからです。また1つの事を何パターンもの説明の仕方で書かないと音楽理論を理解する事は困難なのです。 だからと言って、何パターンも説明を書いていたら、数百ページでは済みません。音楽理論を完全にマスターするならば、やはり音楽専門学校や音楽教室で学ぶべきだと思います。